医師臨床研修

耳鼻咽喉科

研修プログラム

【研修期間】
自由選択科目として1~11ヶ月
【研修場所】
耳鼻咽喉科外来・病棟(5階西病棟)ならびに手術室
目標
一般目標 常に指導医と共に行動することで一般的な臨床医が身につけるべき耳鼻咽喉科の初歩的な診療、検査、手術などを経験する。専門的な診療の概要を理解し、急患として取り扱う機会の多い鼻出血、急性中耳炎、めまい、扁桃炎、などに対する適切な初期対応ができ、耳鼻咽喉科専門医に紹介すべき疾患の的確な判断ができるようになることを目標とする。
行動目標 常に指導医と共に行動しながら以下に示した耳鼻咽喉科の診療、検査、手術などについて理解を深め、一般的な臨床医が身に付けるべき初歩的なもの(下線をつけた)は、自ら行い得るよう研修する。

A.耳鼻咽喉科の基本的診断手技と検査適応

  1. 耳鼻咽喉、頭頸部の構造と機能の理解
  2. 耳鼻咽喉科的診察法の習得
    視診、触診、耳鏡・鼻鏡・喉頭鏡検査等
  3. 耳鼻咽喉科一般検査手技の習得
    聴覚機能、平衡機能、声帯機能検査、耳管機能検査、嗅覚・味覚機能検査、鼻腔通気度検査、顔面神経機能検査等
  4. 耳鼻咽喉科的検査法の適応、理解および結果の判定
    CT、MRI、超音波検査、筋電図、聴性誘発反応、鼻・副鼻腔・咽頭・喉頭ファイバースコピー、硬性鏡検査、病理学的検査

B.治療技術

  1. 指導医の下に以下の手術、処置の基本的手技を経験
    鼻出血止血処置、外耳道・鼻腔・咽頭異物除去術、気管切開術、頭頚部外傷縫合処置、気管切開後の気管口の管理とカニューレ交換、嚥下訓練等のリハビリテーションの理解
  2. 以下の手術を助手を務めることによる理解
    口蓋扁桃摘出術、アデノイド切除術、鼓膜換気チューブ挿入術、咽頭形成術、鼻・副鼻腔手術、鼓膜形成術、鼓室形成術、乳突洞削開術、頭頚部悪性腫瘍摘出術・再建術、頸部郭清術、喉頭・気管・気管支・食道異物摘出術、頭頚部良性腫瘍摘出術、顔面骨折整復術
耳鼻咽喉科研修における注意点等
  1. 各自12症例以上の入院患者を指導医と共に担当させ、手術助手につくと共に手術前後の管理を修得させる。助手についた手術は、手術記録を作成し執刀医の閲覧を受ける。
  2. 指導医と共に50症例以上の外来患者を経験させ、症状及び所見をもとに必要な検査を行い、診断することを研修させる.その内容を診療禄に正確に記載させ指導医は内容をチェックする。
  3. 救急処置については、気管切開術(1例以上)、鼻出血(3例以上)、外耳道・鼻腔・咽頭異物(4例以上)、軽度の耳鼻咽喉科学的外傷処置(3例以上)を指導医監督の下に自らの手で行なわせる。
  4. 耳鼻咽喉科専門医としての高度の技術を要求される手術については、手術助手を務めさせる。
  5. 担当患者のそれまでの治療内容、今後の治療方針についてカンファレンスで発表させ指導医と共に検討する(水曜日の外来診察終了後)。
臨床研修評価
研修責任者 耳鼻咽喉科
専任指導医 耳鼻咽喉科
評価方法 以下の4段階で評価する。
1.不可  2.可  3.良  4.優

A.耳鼻咽喉科疾患の理解

  1. 症状の観察と理解

B.基本的検査法の習得

  1. 耳鏡検査・鼻鏡検査
  2. 間接喉頭鏡検査
  3. ファイバースコープ検査
  4. 聴力検査
  5. 前庭機能検査
  6. 嗅党検査・味覚検査
  7. 嚥下機能検査
  8. アレルギー検査(皮内テスト、鼻汁スメア)
  9. X線、CT,MRIの読影

C.基本的処置法の習得

  1. 耳・鼻・副鼻腔・咽頭処置
  2. 鼻出血の止血処置
  3. 気管切開後の気管口の管理とカニューレ交換
  4. 耳鼻咽喉科手術の術後処置

D.保存的療法の理解と習得

  1. 急性炎症性疾患(急性中耳炎、急性副鼻腔炎、急性扁桃炎など)
  2. 慢性炎症性疾患(慢性副鼻腔炎、鼻アレルギー、慢性中耳炎、滲出性中耳炎など)
  3. 内耳疾患(メニエール病、突発性難聴、末梢性顔面神経麻痺、良性発作性頭位めまい症など)

E.経験した手術法の理解

  1. 扁桃摘出術(咽頭形成術を含む)
  2. 鼻中隔彎曲症手術
  3. 鼻甲介切除術(レーザー手術を含む)
  4. 上顎洞根本手術
  5. 鼻内副鼻腔炎手術
  6. 顔面骨骨折整復術
  7. 鼓室形成術(鼓膜形成術を含む)
  8. 喉頭微細手術
  9. 頭頸部良性腫瘍摘出術
  10. 頭頸部悪性腫瘍摘出術

F.医療記録

  1. 病歴の作成
  2. 各種カンファレンスヘの参加、報告
  3. 症例報告等

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