医師臨床研修

内科

研修プログラム

【研修期間】
必修科目として6ヶ月、自由選択科目として1~11ヶ月
【研修場所】
内科外来、内科病棟、救急部、中央放射線部、内視鏡室、エコー室、検査科
勤労者予防医療センター、健診部、勤労者リハビリテーションセンター
目標
一般目標
  1. 医療人として必要な倫理観・基本姿勢・態度を身につける。
  2. 正しい診療録の記載方法・各種診断書の作成方法・医療法規の知識を習得する。
  3. 医療がチームで行われることを理解し、他科医師や他の医療スタッフとも適切なコミュニケーションがとれる。
  4. プライマリー・ケアに必要な基本的診察技術・検査技術・治療手技を身につける。
  5. 頻度の高い症状・疾患・病態について理解し、診断計画を立て、これに従って正しい診断を導く思考手順を身につける。
  6. 治療ガイドラインやEBMに基づいて治療計画を立て、指導医と共に実践する。
  7. 医療安全管理、院内感染対策について理解する。
  8. 症例検討会・カンファレンスに出席して自分の意見がいえる。また病理解剖を依頼し、見学する。
    病理解剖を行った症例は、CPCを行って他の医師とディスカッションする。
  9. 労災疾病・勤労者医療に関して、予防から治療・リハビリテーション・職場復帰に至る一貫した医療を理解し、実践できる。
  10. 勤労者予防医療センター・健診部における生活習慣病対策、健康推進事業、健診業務、産業医業務を理解し、実践できる。
行動目標

A.各種疾患に必要な医療面接法・理学的診断法を身につける。

B.基本的な臨床検査法を身につける。

  1. 検尿・検便、血球計算・白血球分類
  2. 血液型判定・交差適合試験
  3. 心電図・負荷心電図
  4. 血液ガス分析
  5. 血液生化学検査・免疫血清学的検査
  6. 細菌学的検査・薬剤感受性検査、細胞診・病理組織検査
  7. 肺機能検査
  8. 髄液検査・穿刺液検査
  9. 内視鏡検査
  10. 超音波検査
  11. 単純X線検査・造影X線検査
  12. X線CT検査・MRI検査
  13. 核医学検査
  14. 神経生理学的検査

C.基本的手技

  1. 気道確保・気管内挿管、人工呼吸
  2. 心臓マッサージ・除細動
  3. 圧迫止血法
  4. 採血法(動脈・静脈)
  5. 注射法(皮内・皮下・筋肉・静脈内・点滴)、中心静脈確保
  6. 穿刺法(腰椎・胸腔・腹腔)
  7. 導尿法
  8. 胃管の挿入と管理
  9. 局所麻酔法

D.基本的治療法

  1. 療養指導が出来る(安静度・体位・食事・入浴・排泄・環境整備・等)。
  2. 薬物の作用・副作用・相互作用について理解し、薬物治療が出来る。
  3. 輸液法が理解でき、実施できる。
  4. 輸血による効果と副作用について理解でき、実施できる。
  5. 酸素療法、心肺蘇生法、呼吸循環管理法、電気的除細動

E.救急処置

  1. プライマリー・ケアに対する知識・手技を身につける。
  2. ACLSに参加する。

F.医療記録

  1. 処方録の作成、処方箋・指示書の作成、診断書・死亡診断書の作成が出来る。
  2. 診療録が・退院時総括が遅滞なく作成できる。
  3. 紹介状・紹介状返事が適切に作成できる。
  4. 検査・手術承諾書等のインフォームド・コンセントについて理解する。
  5. 入院時診療計画・退院療養指導書・褥瘡管理計画書・等が作成できる。
  6. 剖検報告が作成できる。症例呈示が出来る。

G.院内安全対策

  1. 院内感染対策の理解と実践
  2. 医療安全に対する考え方を理解し、実践する。

H.勤労者医療についての理解

  1. 健診業務、産業医業務、リハビリテーションについて深く理解する。
  2. 勤労者の社会復帰について理解し、推進できる。
内科研修における注意点等
  1. 当院では、研修医が「主治医」として患者を担当することを認めていない。
    指導医の下で患者を「担当する」ことになる。
    従って、患者の検査・治療・等は必ず主治医である指導医の指示を受けて行う。
    患者およびその家族へのインフォームド・コンセントは、原則として指導医が行い、研修医はこれに同席してその見学をすること。
    各種診断書は必ず指導医のチェックを受けること。
  2. 内科の中で行われているカンファレンスには必ず出席すること。
    患者のプレゼンテーションを行い、積極的に自分の意見を述べる訓練をすること。
    病院内で行われる医師対象の講演会には必ず出席すること。
  3. 指導医が当直するときは、可能な限り一緒に病院内にいて急患患者の診察を見学すること。
  4. ウィークデイは毎日必ず回診を行い、カルテは毎日記載すること。
    患者の病状が悪いとき、不安定なときには休日も回診を行い、カルテに記載すること。
  5. 退院時総括は退院後1週間以内に記載し、必ず指導医のチェックをうけること。
臨床研修評価
研修責任者 内科
専任指導医 内科
評価方法 以下の4段階で評価する。
1.不可  2.可  3.良  4.優

A.医師としての基本姿勢

B.身体診察法

  1. 理学的所見の取り方
  2. バイタルサインの見方

C.基本的臨床検査法

  1. 検尿・検便・検血
  2. 血液型判定・交差適合試験
  3. 胸腔・腹腔・髄液穿刺法
  4. 胸部・腹部単純X線写真の読影
  5. 造影X線写真読影
  6. 消化管内視鏡検査の読影
  7. 生化学検査・血液免疫血清学的検査の解釈
  8. 細菌学的検査・感受性検査の解釈
  9. 心電図の記録、心電図モニター監視と主要変化の理解
  10. 血管造影法の理解と読影
  11. 肺機能検査、動脈血ガス分析の解釈
  12. 心臓・腹部超音波検査技術と読影
  13. CT検査の読影
  14. MRI検査・核医学検査の理解

D.基本的治療法の理解

  1. 心肺蘇生法の理解と実践・気管内挿管法
  2. 注射法・採血法・穿刺法
  3. 輸液・輸血療法
  4. 酸素療法
  5. 電気的除細動の適応と実施法
  6. 胃管の挿入と管理、導尿法
  7. 圧迫止血法・消毒法
  8. 生活指導および食餌療法
  9. 薬物療法(抗菌薬・ステロイド・解熱薬・麻薬

E.経験すべき症状・病態・疾患

  1. 救急医療現場での経験
  2. 各種疾患の診断・検査・治療計画の思考
  3. 頻度の高い症候・疾患の経験
  4. ACLSに参加
  5. 勤労者医療についての理解と経験

F.病歴作成、各種カンファレンスへの参加、症例報告など

  1. カルテ記載の適切性
  2. 適切な退院時総括の記載
  3. インフォームド・コンセント、プライバシーへの配慮
  4. 各種診断書の作成
  5. 紹介状の記載
  6. チーム医療構成員としての役割
  7. 院内感染対策の理解と実践
  8. カンファレンス・講演会への参加

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